会話は人間関係の潤滑油となり非常に大切です。
しかし、なんとなく話しずらい人も中にはいます。
そこで『マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方』を読んでみましたので、感想やレビューを河村友歌さんの可愛い写真スペシャルでお送りします。
著者の野口敏さんと原作について
著者の野口敏さんは平成元年に話し方教室を設立し、執筆活動や幅広い講演活動を通じてコミュニケーション能力やスピーチ力の向上を指導してきた話し方教室のスペシャリストです。
さながら日本版デイル・カーネギーといったところでしょうか。
2009年にすばる舎から出版された野口さんの著作「誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方 66のルール」は、これまでの売り上げはなんと110万部を超える大ベストセラーとなり、話し方本の金字塔となりました。
本書には聞くタイプの本、オーディオブックバージョンもあります。
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マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方
野口敏さんの大ベストセラー作をさらにわかるやすく、読みやすくマンガ化したのがこの「マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方」です。
本書はKindle Unlimitedの読み放題対象書籍です。
本の構成
マンガはコミュ力高い美人カフェオーナーのひとみさん(表紙のポニーテールの女性)が、コミュ力低い男女二人に会話力アップの個人レッスンをする、というストーリーです。
各章はマンガの後にコラムによる追加説明があり、マンガでひとみさんに教わったことの更なる定着を促します。
非常に読みやすいけど考えながら読む必要があり、その分勉強になります。
本の概要と感想
著者の野口敏さんの話し方教室のキャッチフレーズは「会話は気持のキャッチボール」。
本書の内容もまさにそれを貫いています。
本書の考え方は、話術巧みにどんどん自分の話題を振る会話の仕方よりも、相手に興味関心を示しながら自然に会話を膨らませる考え方や態度、技術を伝えています。
コミュ力上げたいなら、好きにさせること考えるより、好きになればいいんだよ。
— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) January 16, 2019
好きという感情からはリスペクトと優しさが生まれる。
待ってても改善されないよ。
まずは自然に会話を膨らませるための心構えを説いています。
ひとみさん曰く、情報よりも相手と自分の気持ちのキャッチボールが大事なのだそう。
ナンジャソリャ?と最初は思いましたが、確かに感じの良い人ってそんな感じの人が多いよな、と思ったり。
そして自分は苦手な人相手には感じの悪い人になっているようなΣ(゚д゚lll)ガーン。
会話では、話されてる話題や情報よりも、話されてるトピックを通じた話し相手の人柄に注目するつもりでいるといいそうです。
本書では相手の感情に注目する大切さを説いています。
キーワードは心をちょっぴりオープンに会話!(by ひとみさん)
会話する時は誰もが自分の気持ちをわかって欲しいと熱望してるんです (by ひとみさん)。
会話はキャッチボール、と言われるように、感情のやり取りを行うことが大切です。
自分の興味のための一方的な会話ではなく、相手が喋りたい、伝えたい事は何かを考えながら、ウンウンと頷いたり相槌を打ったり、強調してる部分に反応するなどして、話しやすい空気感を出すのが大切です。
無表情な相手には喋り辛いですもんね。感じのいい人って話を聞いてくれて「続きが聞きたい!」オーラが半端ないですもん。
自分が自分が、というよりも相手の話を聞くことで相手が「自分に興味を持ってくれてる!」と思うといいそう。会話上手は聞き上手、ですね。
また、焦って質問したりせず、相手が何を伝えたいかに気付くのが大事だそうで、うん、まさにキャッチボール!
ネガティブな感情を吐き出させる相手を思い遣る言葉「ムッとすることもあるでしょう」、「寒かったですか」よりも「寒かったでしょう」が確かに優しい感じはしますね。共感最強。
共感の言葉やリアクションが大事なのはなんかわかります。
病気の時に心配してくれる人って好きになるし、その普段バージョン応用形の労いの言葉も有効だそう。
詳しいフレーズは本書をチェック!
次に、自分からなかなか喋ってくれないタイプと会話を続けるコツについて解説されています。
最初はYesNoや簡単に答えられる質問から始めて、個人や特徴的な糸口について話して行くといいそう。
質問も情報だけを聞き出そうとすると尋問されてるみたいに感じるから、共感の相槌や気持ちを刺激する言葉を含めると円滑にコミュニケーションが進むそう。
YesNoしか返してくれない、会話が途切れてしまう相手には相手個人に関する質問なら答えやすいのだそう。
また、苦手な人には嫌われないようにしゃべってると負の意識が伝わってしまい、反対に、喜んでもらいたいとか幸せな動機を持って接すると正の意識も相手に伝わって上手くいくそうです。
本書では具体的な方法論や喋ってくれない人の心理などを解説しています。
話す内容はお天気やカレンダー(今年もあと何日ですね)と景色なんかが定番で、その他にも日常の習慣やちょっとした気持ちの高ぶりがネタになるとか。
オードリー・ヘップバーンも「友達を作るなんて簡単よ!にっこり笑って天気の話をすればいいのよ。」と言っていましたがその通りなんですね。
また、自分のちょっとした失敗や癖、弱みを開示・シェアするのも共感を呼ぶのに効果的です。
人は自分とは関係無いことには寛容なので、あまり重いもの(借金とか)ではなく、ほんの些細なものな親しみやチャーミングさになりますね。
オードリーヘップバーンのささやかな「悪習」はタバコを吸うところでしたが、それでも、人々は彼女を嫌うどころか裏表の無さにますます虜になっていったのだとか。オードリーなら、わかる気もします。
グループで話してるときは話している人の方を見て興味深そうにリアクションしとけばOK👌(byひとみさん)。
太鼓判もらうと気が楽になります。確かに話を聞いて場に華を与えてやったぜ!くらいに思ってれば立派な参加者ですね。
以上のように、本書では色んなタイプの人やシチュエーションに応じた会話のコツや心構え、具体的なフレーズや話題探しの方法などを解説しています。
この本で学んだ通りできたらたぶん今よりもいい人間関係になって幸せになれるでしょう。
「感じイイ人」「話しやすい人」を目指します。実践!大事なことを学べて良かったです。
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