ある日突然、自分の上司に海外からミスター・パーフェクト、しかも独身が赴任してきたら!?
そりゃもう誘惑して落とすしか無いでしょう!という、冒険心溢れるラブコメディの『ミスター・ロビンの口説き方。』
韓国のラブコメディ、『ミスター・ロビン』の口説き方について詳しくまとめました!
『ミスターロビンの口説き方』の基本情報
『ミスターロビンの口説き方』は原題は『Mr. 로빈 꼬시기』、英語では『Seducing Mr. Perfect』 または 『Seducing Mr. Robin』といい、韓国で制作されたラブコメ映画です。
2006年12月7日に初上映、107分。
監督・脚本 キム・サンウ
主要キャスト
- オム・ジョンファ (ミンジュン役)
- ダニエル・ヘニー (ミスター・ロビン役)
あらすじ
外資系企業に勤めるミンジュン、34歳は彼氏に香港旅行をすっぽかされて傷心中💦
上司として海外からミスター・パーフェクトことミスター・ロビンが赴任してくるも、彼への第一印象は最悪!
ミスター・ロビンはミンジュンが彼氏に振られるのを「ラブゲームのルールがわかってないから振られるんだ」と嘲ります。
怒ったミンジュンは、Mr.パーフェクトことミスター・ロビンを振り向かせるため、化粧にファッション、料理にお色気作戦とあの手この手を駆使して彼を誘惑する。
ただのラブゲームのつもりがいつの間にか惹かれあっていく二人。
そんななか、恋敵のジェニファーが現れ。。。
感想
面白くなかった~。
あくまでもB級ラブコメでした。
私は友達のインド人女性と一緒に、彼女お気に入りの韓国映画というから一緒に見たんですけど、たぶん、私が東アジア人ってことで気を遣ってくれてのチョイス。
彼女曰く、インド映画では、ヒーローがひたすらヒロインに気に入られるように努力はしても、ヒロインがヒーローの気を引こうと誘惑したりあれこれ画策する、というのは見たことが無く、大変斬新だそうで。
ところがどっこい、『グリッター きらめきの向こうに』並みに面白く無くて、一人なら見るのを止めていたと思うんだけど、わざわざ私のために用意したであろう一緒に見ているインド姉さんの心遣いを無駄にしないように頑張って最後まで見ました。
頑張って最後まで起きてみたものの、「これ、誰が見たら面白いと思うんだ?」という疑問以外何も湧きませんでした。
魅力の無い主要キャラ
主人公のヒロインはスタイルはモデルみたいに抜群なんだけど、鼻と顎に異物入って瞼は縫い付けたような整形顔だし(イ・ヨンエのような天然美女も韓国にはいるはずなのに!)、ヒーローはモデルなだけあって、見かけは文句なしにバービー人形のケン、というか、360度どこから見てもかっこいいのに、動いて喋ると不思議なことに魅力がまるで無い。
脚本や編集が雑なせいもあるのだろうけど、話も表層的で上滑りしていて、二人が惹かれあうのがまるで理解できず、よってまるで感情移入できない。
おまけに言うなら、恋敵になるはずのジェニファーがぜんっぜん美人でも魅力的じゃない、ただの嫌な女!
嫌な女にしといた方が脚本的には楽なのでしょうが、それならせめてもっと美人連れてこい!と言いたくなります。
ヒロインのお姉さん、スタイルはすらっとして美しいのに、なぜそんなに顔を人工的に変えちゃうの?って思っていました。
多分、もともちゃんと綺麗な人だろうに、もったいない。
現実味が無くて下品なだけのSeducing
それに、Seducing(誘惑)が露骨過ぎて見ていて寒々とした気分になりました。
飲み会に、セクシーアピールするために娼婦みたいな恰好で現れ、話題をかっさらうヒロイン。
ありえねー現実でやったらいくら美人でもただの痛い中年色欲おばさんだよ!
記憶を無くすくらいに飲んで酔った勢いでキス♡とか、ロマンティックどころか本気で軽蔑しますわ。
他にも、付き合ってもいないのに手作りのお弁当渡しちゃうとか、異文化にせよ、韓国ではこんなにずんずん行くのは当たり前なのでしょうか?
ブリジット・ジョーンズの日記は笑えるけどこの映画は「ここはきっと笑うべきなんだよな(けど笑えない)」という事の連続で面白くはありませんでした。
終わった後に感想を聞かれましたが、精一杯オブラートに包んで「まぁまぁ」と感想を述べました。
そしたら彼女は落胆するでもなく、「お気に入り」とか言ってたくせに「やっぱ?」という反応で、「私がわからなかった面白さもあなたはわかると思ってたけどそうでもなかったのね」とどこか他人事な模様。
そこでお口直しに、今度はPKという大ヒットしたインド・ボリウッド映画を見せてもらうことになりました。
こちらはとっても面白かったです!
最初からこっちを見せてよねっ!!