東京・浅草で若い自分の記録がてら振袖着物でスタジオ及びロケーション撮影を3万円以下で撮ってもらいました。
予約の仕方から当日の様子、写真の納品にアドバイスをレポートします!
※紹介記事を書くにあたり、さくらフォトスタジオさんからは一円ももらっていませんのでいわゆるステマとかでは無いです。
さくらフォトスタジオ
さくらフォトスタジオのホームページ
Sakura Photo Studio サクラフォトスタジオ
2013年に浅草、雷門で創業しました。
立地は雷門の提灯から僅か2分。
着物のレンタル、着付け、散歩ガイド、またロケ、スタジオ記念撮影を行ってます。
きれいな着物を着て、素敵な1日の思い出づくりに、ぜひいらしてください!
さくらフォトスタジオは訪日外国人向けの着物レンタル・着付け・撮影サービスを提供するスタジオです。
「着物体験」というと安物の着物でコスプレ風をイメージしていましたが、
豊富な写真の載ったホームページやFacebookを見ればちゃんと着物の着付け学校に通った人が働いていて、
料金プランで見ればわかるように振袖はプリントでは無さそうですし、
何よりも写真はデジタルデータが基本で着物選びから返却まで当日で完結していること、
例え失敗しても納得できる料金の安さ、ロケーション撮影ができる、
幅広い年齢層に対応するなど、条件としては完璧に思えました。
オンライン予約
料金があまりにも安すぎたので、追加料金も取られるのでは、と思い、確認と予約のために予約ページから大人の女性一名で予約を入れました。
/予約ページ・Reservation form/ - kimono rental Asakusa Sakura Photo Studio
予約詳細は以下の通りです。
時間10:00-10:30女性振袖着付け・レンタル (female Luxury plan) 10,000円メイクアップ5,000円ロケ撮影 10000円スタジオ撮影・大人人数 1枚単価3000円(データのみ) 概算で 28000円 (スタジオ撮影1カットの場合)
撮影当日
スタジオまで移動
メイクアッププランを選択していたので、朝起きて化粧はせずに肌の色味だけ化粧下地で整えて地下鉄に乗って来ました。 銀座線(半蔵門線?)は通勤ラッシュのピークを過ぎたらだいぶ空いていました。
若干早く着きすぎたので空いているお店を見ながらゆっくりとスタジオに向かう。お仏壇って小さいと案外お安いのね。
ちょっと下町・浅草っぽいお店も
氷川きよしがかねふくの明太子を宣伝 。
東京スカイツリー!ちょっとテンションが上がります。
お豆腐やさん。店の中とかちょっとカッコイイ。
さくらフォトスタジオはホームページにも行き方が書いてありますが、好立地に位置しているので行くのに特に迷いませんでした。/地図・Map/ - kimono rental Asakusa Sakura Photo Studio
民主党の看板が目印。民主党ってもう無い政党だと思うけれど、いつになったら変えるのかしら。
見つけた!ビル建物の前まで来ればあとはインターフォンを鳴らす必要も特になく、ビルに入ってエレベーターで四回に行くだけです。
早く着き過ぎてここでも若干の時間を潰す。 スタジオの入ってるビルの前の通り。
お隣さんは人力車の車庫みたい。
SAKURAフォトスタジオさんから人力車割引券みたいなのも頂きました。そろそろ10時なので、いざ、入店!
着付け&ヘアメイク
エレベーターで4Fに向かうと、お客さんは私が朝一番で一号だけど既にスタッフさんが忙しそうに動いていました。
予約名を伝えると、選んだコースを確認した後に今日着る着物、振袖を選ぶように言われ、柄や色や年齢の事もちょっと相談に乗ってもらいながら(?基本、「好きなの着たらイイよ!」って感じ。AとBで貸し出し時間に差があり、Bは多分ナイロン製。私はデザインでBを選択。)直感で着物を選びます。
ホームページにも写真は掲載されてますが、特に決めておらず、現物を見て決めました。
着物を選ぶと、更衣室の中で着物用下着に着替えてあとはお腹の段差を無くすために胸の下にタオルを巻いてもらった後に手際よく着付けしていってもらいます。
襦袢くらいまで整った後に、鏡の前に連れて行かれてヘアメイクです。
韓国の若い女性でしたが、必要最低限の会話ながらもその都度意向を聞いてくれる感じで、美容関係の専門学校に行ったんだろうなー、という感じの手際の良さで私史上で一番の超盛りメイクして貰いました。
つけまつげとか、生まれて初めて付けてもらいましたよ。
口紅の色も選ばせてくれたので、選んだ振袖と似た色を選択。
考えてもみれば生まれて初めてプロにお化粧してもらったんですが、プロってすごいですよ。
もう一人のスタッフの方(というよりも共同経営者の方、たぶん)がその間に私が選んだ振袖に合う帯やら帯留め、帯揚げを複数選んでて、着物を着つけていく度に鏡を見ながらどれがいいか次々と決めていく感じでした。
着付けが完了すると再び鏡台の前に座って今度は髪の毛をまとめて、髪飾りを自分で好きなのを選んで付けてもらいました。
私は巨大な花を顔の横に付けるのは未婚アラサー女性としては大変忍びない気がしたので、着物と同系色の控えめな飾りを後ろの方に付けてもらいました。
が、アドバイスをするならここは遠慮せずに顔の造詣が整っている側に付けてもらった方が良いです(下記アドバイスの項を参照のこと)。
この頃に韓国人カップルが来店し、振袖ではない小紋?軽装の着物をどんどん着つけてもらい、お化粧は自分でしたから髪の毛だけまとめてもらっている最中でした。
最後に下駄を選ぶ訳ですが、無料版は草履に近いので、振袖に草履は無いよな、ということで豪華な振袖に釣り合う金ぴかの草履と手提げかばんを千円でレンタルしました。
ここまでは本当に物凄いスピードで、あれよあれよと過ぎてました。
支払い
予約時に提示された二万八千円に、草履と手提げレンタル代千円を追加した二万九千円から前払いの三千円を引いた二万六千円を現金で支払いました。
振袖がこんな安いわけがない、と半信半疑で念のために五万円持って来てましたが本当に三万円以下で済みました。
スタジオ写真撮影
着付け・ヘアメイクが完了したところで一つ下の階のスタジオでスタジオ写真を撮影してもらいました。
当日は徐々に太陽も出てきて、ロケーション撮影がメインだけで一枚だけの予定でしたが10カット以上撮ってもらったと思います。
ポージングは全くの素人ですが、カメラマンさんらによって目線まで指示してもらったので後から見ればそれらしい写真になってました。
可愛い日本人形。下はイメージ写真。
ロケーション撮影
ロケーションフォトはツアーガイド要素も含みながら1時間浅草寺
幸い段々とお日様(=ポートレート写真の良い照明!)も出てきて、観光客や修学旅行生も多く賑々しい浅草の町をカメラマンさんと世間話とガイドをしながら撮影ポイントで色々と撮ってもらいました。
普段は外国人のお客さんがメインだそうで、日本語のガイドは久しぶりとかで、私は私で一時帰国でまともに会話した初の日本人なのでずっと喋り倒してました。
撮影ポイントでは例によって、ポーズから目線まで指示を出してくれるのが、カメラの前では「気を付け」とピースサインしかできない私には多少の照れくささはあるものの、非常にありがたかったです。
戌年にちなんで、私の大好きな柴犬の絵馬を見つけて撮ってもらったりしました。
浅草のシンボルの巨大なちょうちんやお稲荷さん、五重の塔にスカイツリー、新緑の眩しい緑や手水場所(水=レフ版!)や仲見世商店街など、色んなところで写真撮ってもらいました。
撮影後
撮影が終わっても自由に着物を着て街歩きしても良かったけど、次の予定もあるのでカメラマンさんと歩いてスタジオに帰りました。
スタジオにはフランスと韓国、中国?のお客さんでごった返して凄い活気でした。
さすが観光地。
のんびり者の私は朝一番に来ておいて良かったです。
着付けるのも早かったけれども脱ぐのは更に早業でした。
まとめた髪の毛はほどいてもらうこともできますが、せっかく人生で一番盛ってもらったのだから、そのまま洋服に着替えて帰りました。
綺麗にお化粧してもらうとこうも街を歩くのが楽しいんですね、知りませんでした。
納品
事前に説明を受けた通りに、写真はデジタルデータのダウンロード形式での納品でした。
スタジオ写真はロゴ入りのサンプル写真が8カットくらい送られてきて、欲しい一枚を返信すると加工されたフルデータがダウンロードできる仕組み。
ロケーション撮影の写真は鮮やかさとかトリミングとか加工してくれたのでしょうか、50~60枚とホームページには書いてましたが実感としては十分過ぎる枚数を頂きました。
感想
出来上がったお写真の感想なのですが、十分過ぎるくらいに綺麗に撮ってもらったと思います。
スタジオ写真の一枚だけ、家族と友人にこっそり見せましたが、「めっちゃ可愛いっ」との評価をもらい、正直自分でもそう思うので、もう本当に、今のうちに撮っておいて本当に良かったな、と思います。
ロケーション撮影の写真は当分は自分でこっそり眺めて悦に浸る用に(⌒∇⌒)。皺もしみも白髪も出てくるくらいに年を取ったたら大切な人にも見せたい。
特に振袖でお写真を取らなかった方に。なんか長年心に突っかかってたものが取れるというか、自分の人生を肯定できた気がしてしみじみと嬉しかったです。
また来年春成人式という観光地近くで、振袖を着るだけの予算が付かない人は(地方生なら住民票を移して)、写真屋や着物屋さんの成人式パックだけでなく外国人対象のレンタルサービスも視野に入れて探してみてはいかがでしょうか。
良い思い出になること間違いないです。
さくらフォトスタジオでは振袖以外にも、夏祭りの浴衣や、訪問着の着付け・貸出サービスもしています。
また他の写真屋さん同様にアルバムも制作・販売しています。
詳しくはホームページやブログ、InstagramやFacebookを見ると写真や料金プランをチェック。
また別にさくらフォトスタジオでなくとも、着付け・レンタルサービスは全国にありますので是非お近くの場所を探してみるといいと思います!
サービスには満足!だけどさらに細かいアドバイス
美に貪欲な方々は常に実践しておられるのでしょうが、色々と積極的になるとより満足のいく体験ができると思います。
髪の毛のセットについて
Instagram等で色々と髪型を公開しているので、髪の長い人は得に具体的なイメージがあれば伝えればその通りに結ってくれると思います。
帯の結び目然りです。
私は全部お任せですがとっても綺麗にしてもらえました!
また振袖には髪飾りは遠慮なく大きなものを選ぶといいと思います。
そして自分の「決め顔角度(自分がより美しく見える角度)」の側に付けてもらうともっといいです。
なぜならロケーション撮影ではカメラマンは、髪飾りが映る側を積極的に撮るしポーズもそのように指示するからです。
襟・襦袢・小道具
振袖には基本、薄い花柄の伊達衿を着付けるのがさくらフォトスタジオさんのデフォルトみたいですが(確かに可愛いは可愛い)、当日は全く気にならなかったけど今はちょっと、白無地にしたかったかなーと思ってます。
手提げかばんは特に充実してますが、下駄・草履は振袖用にはそこまでは充実してないので(千円で十分な質のものはレンタルできるけど)、もしも家に着物用の下駄や草履や髪飾り等で使いたいのがあれば積極的に持ってくるといいと思います!
あと足袋はソックス足袋なので、固い足袋で撮りたい人は持参すると良いです。
尤も、写真ではあまりわかりませんが。
ロケーション撮影
ロケーション撮影はホームページのギャラリーやブログ、Instagram、Facebookで撮影ポイントを予習して事前に気になる撮影ポイントがあれば遠慮なく頼むのが良いと思います!
私は歌舞伎が好きなので、浅草演舞場の前で写真を撮らないでカメラマンさんとひたすら喋っていたのをちょっともったいないなーと思ってます!
唯一の後悔かも。
ま、柴犬絵馬の写真を撮ってもらったんで満足ですが。
キャンペーン情報は漏れなくチェック
ブログ、InstagramやFacebookでモデル募集やSNSアップ許可等の条件付きでスタジオ写真一枚無料等のキャンペーン情報が告知されているのでよりお得に利用したい人はチェックするといいかもしれません。
浅草では他にも、中国人系が中国人を相手にペラペラしたプリントナイロン生地で「帯それ後ろクリップで付けただけだろ(怒)」という、全く着物らしくないなんちゃって着物体験を商売している着物体験屋を見かけました。
よってお店選びは大事です。
着物って、布事体が美しいですしまたその美しい布が身体の面積の大半を覆う訳で、誰が着ても美しくなることのできる衣装だと思います。
着物で写真を撮り損ねた人はさくらフォトスタジオさんで浅草散策がてら写真を撮ってもらうといいですよ、お薦めします。家族写真や友達との写真も素敵です。