りんごの匍匐前進

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外国人には「こんにちは」と「Hello」どっちがいい?外国人として暮らす私の考え。

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英語は世界の国際語。だからといって外国人にはHello!が常に正解、という訳ではありません。三人の(元)在日外国人の意見と、ドイツで外国人として暮らす私や日系ブラジル人三世の経験や考えなどをまとめました。

 

Bobby Judoさん「知らない外国人にはHello!は止めましょう」

アメリカ人YouTuberのBobby Judoさん。タレント活動もされているようで、Wikipediaの記事もありました。ボビー・ジュード - Wikipedia

 

↓の動画は4分弱と短いながらも反響は大きく、再生回数は200万回に迫る勢いです。 

 

 

この動画の中でBobbyさんは、「知らない外国人にいきなり "Hello!" は失礼だから、『こんにちは。』と言いましょう!」と呼びかけています。

 

Bobbyさんによると、仮に話しかけた外国人(白人)が英語圏ではない、英語が公用語でない国からの人の場合は「決めつけ」「非英語圏を尊重していない」にあたるので失礼だし、ここは日本だからみんな平等に「こんにちは!」でいいではないか、とのことです。

 

また、仮に英語圏だったとしても、完全に異国の地で、現地に適応している人に対しても現地語で接しないのは失礼じゃないか、とのことです。

 

Twisted Helixさん「別に失礼じゃない」

英国人YouTuberのTwisted Helixさんは、これに対して疑義を投げかけています。

 

THさんによれば、明らかに見かけが日本人でない人が日本語を話す確率は低いし、日本語学習者だと見かけだけで判別するなんて不可能。

 

日本人は明らかに日本人では無い人に通じる可能性のより高い、世界の共通言語でフレンドリーに接しようとしているのだけなので、それで怒るのは流石に失礼じゃないか、と、日本人の行動に一定の擁護をしています。

 

 

理想論はBobbyさんな気もするけど、現実論はHelixさん、って感じでしょうか。

 

私のドイツでの経験:英語、ニーハオ、チンチョンチェン

ドイツの場合、日本よりも問題は深刻ではないかもしれません。

なぜならドイツ語には、とっても便利なHallo!があるからです。

 

ドイツ語のハロー、は時間も選ばないし、発音も英語の「Hello(へぇろぅ)」などのようにややこしくなく、シンプルに、明るく軽やかに「ハロー!」です。「やぁ」くらいの感覚ですかね。

 

観光地や留学生の多い町などは除いて、ドイツでは見かけ外国人でも普通にドイツ語で挨拶してくれる方が圧倒的に多いです。看板も基本、ドイツ語ですし。日本が出来もしない多言語化に挑もうとしてるのが滑稽なくらい、ドイツ語使ってます。

 

そんなドイツでも、たまーにムカつくこともあります。それは、チンチョンチェンとニーハオと不要かつ下手な英語です。

チンチョンチェン

日本にお住まいの日本人は「チンチョンチェンってなんのこと?」と思われるでしょう。

チンチョンチェン、とはドイツで(ドイツ以外にもあるらしい)信じられている、中国語などのアジア言語はすべてこの三音「チン・チョン・チェン」でできている、という言葉らしく、ガキンチョがよく、「チンチョンチェーン」と笑いながらアジア人に声をかけたりします。

言うのはたいていはGrundschule(小学校)の小さな子供だし、馬鹿にしてるの半分、珍しいアジア人を見かけてちょっかいを出したい半分なんですよね。大はしゃぎで「チンチョンチェーン」と言ってるので、別に怒る気にもならないというか。

 

見知らぬパリピ系の酔っ払い(大人)にチンチョンチェンを言われた事がありましたが、「可哀想なおバカさん達」程度でそんなに怒る気にもなりませんでした。

 

南欧や南独だと吊り目ジェスチャーをして来る人もいます。私は当初ショックを受けた、とまでは言わないでも、不快に感じましたが、大して悪気が無いことがほとんどなので、「あ、またか」程度に思うようになりました。(この種の鈍感さ、が海外生活を送る上で非常に重要になってきます。)

 

吊り目ジェスチャーもチンチョンチェーンも何が楽しいのかさっぱりわかりませんが、大石さん地方では未だによく見ます。

 

ニーハオ

困りものでかつイライラMAXなのは、「お前の言語の中国語で話してやってるぞ、さぁ喜べ!」と言わんばかりのドイツ人によるドヤ顔ニーハオです。結構多いんだな、これが。ニーハオ攻撃を仕掛けるのは、【中国語学習中の中国人と中国語で話したいドイツ人】などではなく、ニーハオ以外は何も中国語を知らないドイツ人です。

 

それと、見知らぬドイツ人でニーハオは覚えられなかったのか、近くにやって来て「シャンハイ、ベイジン、チョンチン…」などと知ってる都市名をブツブツ言ってる人もいます。

 

はい、とっても鬱陶しくてイライラします(笑)。

 

こんにちは、はイケてる!

 

ドイツ人にはインテリで、こちらが日本人と知ってる人も「え?日本人って中国語話すんじゃないの?」ってレベルの人もたまにいます。

 

私:中国語は話さん!日本人は日本語喋るんジャー٩(๑òωó๑)۶

 

独:じゃぁ日本語でハローってなんて言うの?

 

私:朝昼晩で違うんじゃー٩(๑òωó๑)۶

 

独:だったら昼で。

 

私:こんにちは!٩(๑òωó๑)۶

 

独:konnnichiwa。聞いたことある!カワ(・∀・)イイ!!

 

私:可愛いだと?( ゚д゚)ポカーン

 

よく知らないけど、日本語の響きは母音の数が少なかったり濁音が少なかったりで何よりも外国人には「エキゾチックで素敵な響き」なので、日本語は思ったよりもイケてる言語なので自信を持ってこんにちは!を広めましょう(笑)。

 

ちなみに反省したドイツ人は後にこんな歌↓を教えてくれました。

 

  

YouTubeで1.4億回以上の再生回数を誇るケント・ジョーンズの2016年のヒット曲、Don't mind。歌詞の中にはフランス語やスペイン語と並んで、She said "konnnichiwa" と繰り返し歌われます、が言われなきゃ気がつかない(@_@)。

Don't Mind

Don't Mind

  • Kent Jones
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

歌詞&和訳はこちら⇒Musixmatch - Song Lyrics and Translations

 

不必要な英語はムカつく

在独日本人、在独アジア人として不快に思うのは、アジア人という見かけだけで観光地でもないしその必要もないのにいきなり下手な英語で話しかけてくるドイツ人店員です。

別に助けてくれるとかではなく、必要も無いのに人の顔見ていきなり英語を喋るの。フレンドリーさゼロ。

 

単に自分の英語の実践の場が欲しいだけなのでしょうが、普通にドイツ語で話せばいいことを、こちらがドイツ語で挨拶したのにレジ店員が英語で「サインヒアープリーズ」とか言ってきた日にはなんかちょっと腹が立ってドイツ語で返しました。

 

私のドイツ語が完璧でないことくらいは自覚していますが、必要も無いのに英語でしゃべられるこの疎外感というか腹立たしさよ。Bobbyさんに共感します。

あとドイツ人の喋る英語よりドイツ語の方が好きだからね~。

 

それでも日系ブラジル人3世のコに言わせればドイツはまだいい方だそうです。

 

彼女は日系ブラジル人なので、名字も名前も遺伝子は100%日本人ですが、中身は完全に陽気なブラジル人で、言語能力が非常に高く、日本語は話せませんが、ポルトガル語・スペイン語・フランス語・英語が堪能です。

 

彼女はドイツ語は話せないのでドイツでの暮らしはやや不便ですが、彼女は「人の顔見て(単純な)英語で話しかけられるフランスよりも百倍ドイツが居心地がいい!」と言っていました。特にパリでは、彼女はフランス語が堪能なのに彼女の見かけがアジア人なので下手な英語で通されたことを残念がっていました。

 

まぁ、日本人でも外国人慣れをしていないと頭がバグって外国人が日本語を話してもカタコトの英語で話し続けるとかあるみたいですが。

 

一方の私はフランス語は、挨拶だけはフランス映画を見まくった甲斐あって『完璧』(byフランス語ネイティブのスイス人)ですが挨拶以外はてんでダメなのでフランス人のフレンドリーでたどたどしい英語にも感謝感謝メルシーでした。

 

私も似た経験はあります。ロンドンのヒースロー空港(広大)の乗り換えで順路を確認しようと案内用に立っているアフリカ系スタッフに歩み寄ろうとしたら、言葉でなく顎で数メートル先の中国人スタッフに行けと指図されました。あれはなんか腹立ちましたね。

 

松永ビリーさん「外国人だけ『ちゃん付け』『呼び捨て』しないで」

 

三人目の在日外国人は、熊本を拠点に着物のスペシャリストとして頑張るドイツ人の松永ビリーさんです。ビリーさんの着物の着こなしは本当にセンス抜群なので一見の価値があります。 

 『「こんにちは」か「Hello」か』問題からはちょっとズレますが、松永ビリーさんが「職場の先輩なのに外国人だからって『ちゃん付け』『呼び捨て』しないで」と言って軽く炎上していました。

 

 

松永ビリーさん曰くには以下の通りが望ましいそうです。

 

  1. 日本人が「(名字)さん」と呼ばれる場面では、外国人のお客さんや友だちも必ず「(名字)さん」と呼びましょう。
  2. 子供でない限り、「○○ちゃん」、「○○君」を控えましょう。
  3. 外国人の先生だと、必ず「(名字)先生」と呼びましょう。
  4. 「○○と呼んでください」と言われたら、その希望に応えましょう。(4の許可をもらったにも関わらず、1と2は有効です。)

 

別に難しいことは言っていませんね。「日本人に対してしたら失礼なことは外国人にしても失礼だよ」ということです。正直言って、なんでこれが炎上したのかわかりません。

 

別に日本人に限らずですが、外国人を特別扱いすることで「おもてなし」「国際交流」した気になったら大間違い、文字通り余計なお世話だと思います。

 

外国人を例外扱いするのは大抵の場合は外国人の居心地を悪くします。

 

また一部の外国人の要望に応えてを特別扱いしても、 他の外国人の気分を害するので、日本人と同じが一番無難だと思います。ドイツでもドイツ人と同じように扱われるのが私も居心地がいいです、目立つの嫌いだし。

 

インド人とかは(イギリスは嫌いだとしても)英語大好き教なので、英語を喋らないと「先進国なのに、ブツブツ」言うかもしれませんが、そういう人には英語で話しておけばいいと思います。

 

結論

在日歴が長い外国人には「こんにちは」一択!

 

知らない外国人には第一声が「こんにちは」で、日本語話者でない場合や旅行客はすぐ英語で切り替え、でいいと思います。

 

日本に来る外国人観光客や留学生は少なからず日本的なものを求めているので(ただし労働者やは純粋にお金目的で日本文化や言語に興味が無い人も大勢いる)、下手な英語よりも日本語で話すのがいいのではないのでしょうか。

 

ただし日本語恐怖症気味の外国人も一定数いるので、そういう人達には英語で対応するなど、臨機応変に対応するのがいいと思います。

 

 

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