一時帰国時や旅行帰りに、それなりにお金をかけて重いスーツケースを引きずり持って帰った土産が使われなかったりしたら悲しいですよね。
そこでドイツ・ヨーロッパから持って帰って喜ばれるもの・そうでも無い物をまとめてみました!
1.喜ばれるもの
普通のスーパーに売ってる菓子類
クマグミで有名なHARIBO、チョコレートのMilka、子供向けミルクチョコレートのKinderやチョコレートウェハーのHANUTA、カラフルなSPORTチョコレートなど、ドイツのスーパーならどこでも売っているようなお菓子は定番かつ喜ばれます。
また、宅急便の荷物の緩衝材・隙間埋め目的で買ったカラフルなマシュマロ袋が小さい子供のいる家庭には喜ばれました。
ドイツの子供向け商品は日本の子供にも喜ばれるんだなと思いました。ドイツのスーパーに売ってる食品は基本、なんでも喜ばれると思います。
ブレッツェルはブレッツェルを渡すだけでは別に美味しいものでもないので微妙ですが、一緒にビールを飲む機会がある時に手土産で持っていくと受けはいいです。
それと本物の酒飲み族にはお酒入りのチョコレートが喜ばれます。ただし、Mon Cheriというドイツでは比較的ポピュラーなさくらんぼ酒入りのチョコレートは一部の人には「Mon Cheriってフランス語だよね?あんまドイツっぽくない」と言われたのでドイツドイツした名前のチョコレートがいいと思います!
ワールドカップ期間限定仕様のハリボーを手にする可愛い子ちゃん。HARIBOが好きということで張り切って買って帰りました。
日本のハリボーはベルギー産が主流のようでドイツ産の方が個人的には美味しいと思います。
ワールドカップ期間やヨーロッパ選手権期間中はあらゆるものがドイツカラーになります。
高めのワイン・ゼクト
大型スーパーで買える、ちょっとお高めのワインは外れ無く喜ばれます。税関では一人三本まで無料で、それ以上は200円/リットルの関税がかかります。
一番喜ばれたのはドイツ産白ワイン(ドイツでは食事でワインと言ったら白ワイン)とフランス産赤ワインの組み合わせです。特に年配者でワインが好きだという人には迷わずワインをお薦めします。
若い人にはゼクトと呼ばれる炭酸入り白ワインも喜ばれます。
授乳中や妊娠中でアルコールがダメな人にはノンアルコールのゼクトを贈るのもいいです。
せっかく国際線に乗せるんだからケチらずに自分が普段飲むものよりも一つ二つ上のランクを贈呈しましょう。
輸送方法はバスタオルにぐるぐる巻きにし、プラスティック袋で二重三重に包み、スーツケースに隙間の無いように荷造りをすれば、滅多に割れません。私はこの方20本近く運んでますが割れたことはありません。
ドイツビール
個人的には日本で飲むビールも十分に美味しいと思うのですが、ドイツビールはやはりブランド品なので喜ばれますし、ドイツのビールは基本的に日本と比べてもとっても安いので、関税を払ってもまだ安いと思います。
中にはスーツケース一杯にドイツビールを持ち帰った強者もいると聞きました。
荷物重量に余裕があれば。
ビール・ワインは200円/リットルの関税がかかります。
高めのチョコレート
スイスのLidtとかKarstadtはじめデパートや高め・大きめのスーパーで買えるような箱入りのチョコレートはハズレが無いです。
唯一の難点は溶けやすいので季節を選ぶ点でしょうか。
色んなタイプのハーブティーやお茶!
これはコスパ最強の土産で、特に女性に喜ばれます。
カモミール(Kamille)ティーやローズヒップ(Hagenbutte)、フルーツティーやクリスマス限定のシナモンとバニラとオレンジと甘味料の入った甘いお茶など、2~4ユーロで帰る箱入りのティーバッグ式のお茶は喜ばれます。
ダルマイヤーコーヒー
コーヒーを飲む人には買うと良いそうです。
ドイツのスーパーでは4ユーロくらいですが日本ではもっと高いそうで。私は買ったことがありませんので又聞きです。
カエルのマークの付いた洗剤
これは人を選びますが、Bioとかオーガニック、環境保護にこだわりがある人にはカエルのマークの付いた洗剤が何故かいいです。
私も良さがまだわからないのですが、リクエストされて値段も安いので買って帰ったら喜ばれました。
日本でも一部の人には有名みたいです。
シュトレン
初秋から年末年始にかけてドイツ全土でスーパーに百貨店、パン屋さん等で広く売られているクリスマスケーキ、シュトレンは秋冬のドイツ土産としてはコスパも受けも最強です。
一キロ10ユーロくらいの箱入りの本場ドレスデンの、Dresdenerと書いているものを選ぶといいでしょう。
老若男女、食べたことがない人もまだ多いけどシュトレンは本当にクリスマスシーズンの土産ものとしてはお薦めです。
2. 微妙な反応のもの
文房具
地球の歩き方には「ドイツの高品質で変わった形の文房具」が定番の土産品として紹介されています。
確かに、ドイツの蛍光ペンは太くて平たく潰れていて面白い形をしていますが、そんなに受けは良くなかったです。
キッチン用品
これも日本の雑誌で「ドイツの優秀キッチン用品」とやらで一時期もてはやされていたようなので、ワインオープナーと缶切り(日本のようにてこの原理を使うものではなくくるくるとツマミを回して開けるタイプ)などを買って帰りましたが、そんなに活躍している雰囲気は無い模様。
クノール食品やドイツっぽいインスタント食品
パスタソースやじゃがいも料理系やスープなど、ドイツっぽい食べ物のインスタント食品は土産に最適!と地球の歩き方には書いてますが、そんなに受けは良くないです。
味も所詮インスタントですし。
3. 全く喜ばれないもの!
土産屋ものや土産向けの安物の伝統工芸品全般は地雷
本人が行ったわけでも無いのにご当地物のマグネット、人形、Tシャツ、都市名入りマグ、民族もの、など土産屋に並んでいるもの全般は、例え「今度○○に行くなら欲しいな」と言われても要注意。
都市名の入ったマグネット(↓は私のコレクションです。)は、「カラフルで綺麗だから欲しい」と言われたから買って行っても、実際は反応は微妙だし、時間が経つと「何の思い出もないもの」になるので避けた方が無難です。
ヴェルサイユ宮殿の土産とか、無駄に高いのに全く喜ばれませんでした(涙)。
パリで移民系の人達が一個50セントで売っているエッフェル塔のキーホルダーももらっても困る土産の筆頭だと思います。
日本人は架空の美しい街・おパリが大好きなので、日本にはエッフェル塔やパリモチーフの品々が高品質・低価格で溢れかえっていますから、わざわざ粗悪品を日本に持ち帰る必要は無いのです。
イタリアのピノキオ人形にドイツのくるみ割り人形然りです。
ピノキオは結構可愛いと思うんですけどね!
悔しいので自分で使ってます。
あげた当初は反応がそれなりによくても、家族等は本音を一か月後や一年後くらい時差有で教えてくれます。
土産はあくまでも自分向けです。
コレクターならOK!
しかし、形に残るもの、ご当地ものでも「好きなキャラクターのご当地限定グッズ」やコレクター魂に訴えるものは喜ばれるました。
ミッフィー好きにアムステルダムからアムスオリジナルミッフィー、Krtek好きにプラハのKrtek専門店で購入したKrtekグッズ、ハローキティが好きな人には日本では売ってないであろうキティの缶入りドイツのお菓子など、その人が好きだったり集めているものをあげると大変喜ばれます。
クリムトの絵が好きな人にベルリン美術館で買った大きめのポストカード、ゴッホ好きな人にアムステルダムのゴッホ美術館から好きな人絵が高画質に大判プリントされた絵などは何度も礼を言われれました。
4. 番外編
欲しいって言ってたのに!
一時帰国時の土産は一年ぶり等時間が経過している場合がほとんどなので、ちゃんと確認しないとリクエストした当人が忘れていた、という悲劇が起きます。
「そんなのが欲しいの?」というものは一度確認しておいた方がいいかもしれません。。。
- ドイツのタバコの害や警告が大きく表示されたタバコの空箱が欲しい、と電話口で言われ、毎回コツコツ集めていたタバコの箱(空箱)を送ったら「ゴミを送った」と怒られました。
- シャーロックホームズにハマった人が、シャーロックホームズがウィスキーを入れて持ち歩いた金属製の酒瓶が欲しい、買ってきてくれと言われたので買って帰ったら「え、そんなの言ったっけ」と言われました。ウィスキーも別に飲んでいないそうです。
- ドイツの小学校は鉛筆でなくて万年筆、と聞いた人が「子供向け万年筆が欲しい」と言うのでカートリッジと一緒にプレゼントしたが既にモンブラン?とかいう高級万年筆を愛用していたので出る幕が無かった。
ああ、無情。
高いものはいいものみたい
全く頼まれなかったけど成り行き(?)でプレゼントしたもので高価なものは例外なく喜ばれました。
SONY 電子機器
eBayで同じものを同時落札し、旅行中で気が付かずに同時配送されてきたので一つを兄弟にあげたら、思いの外喜ばれました。
似たものは既に持っていたみたいですが、SONYのは薄くて画面が大きくて操作性も良くて、比べ物にならない位に良いものだそう。
高めのピアス
単に、「あの人に似合いそうだな」と思って買ったのがちゃんと似合ってました。
頼まれて困ったものと対処法
自分の生活圏外だったり、プレゼントにしては高額だったり、全く詳しく無い物を頼まれると困ったり。
言ってる方も思いつきで言ってる場合がほとんどなのであまり気にする必要はありませんが。
オーガニックコスメ
ドイツと言えばオーガニックコスメが有名だそう。
私は基礎化粧品に全く詳しく無いので、具体的にメーカーを指定したりしてくれないとどこに何があるか見当もつきません。
Apothek薬局で見たことはありますが、自分が使っているものよりも0が一つ多くて、喜ばれるか使ってもらえるかもわからないものにお金をかける、プレゼントする気にはなれませんでした。(でもよくOLさんって免税とかで海外に行ってコスメを大量に買って配っている人とかいますよね、謎です。)
対処⇒オーガニックコスメに興味ある人にはBioタイプのカモミールの絵とかBioとか書いてるハンドクリームを買っておくとOKです。
チロルテープ
チロルテープとは柄の付いた可愛い布テープのことのようです。
裁縫をしないので専門店には一度しか行ったことが無いので記憶の彼方に飛んで買い忘れていました。
これは、ちょっと反省。
ビール
確かにドイツビールは非常に安価で美味しいので個人輸入したいのは山々ですが、重いし関税を払わなければいけない(200円/リットル)のでそんなには安くもない気がしますが。
サラミ・ソーセージ等の加工肉
ドイツと言えばソーセージ、ですがソーセージは検疫で引っかかって没収どころか罰せられる可能性もあるので避けた方が無難です。
またソーセージは大体要冷蔵で、常温保存可能な瓶詰めのBockwurstが他のソーセージに比べて格段に美味しいという訳では無いので(他の種類の方が美味しいと思う)持ち帰ったことはありません。
現在、多くの国で家畜の病気が発生しており、また、おみやげや個人消費用のものは検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。不正な持ち込みは、罰則の対象となりますのでご注意ください。
サラミ、ハム、ベーコン等あらゆる肉製品は持ち帰らない方が無難です。
5. まとめ
低予算ならお菓子一択。特にチョコレートは万能。女性にはハーブティーやオーガニクスコスメやBioのハンドクリームも。
中予算なら箱入りのチョコレートとワインがお薦め。
高予算や、その人の趣味に合ったものなら何でも喜ばれる!
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