ドイツ・デッサウで若いドイツ人カップルが中国人女子留学生に凌辱を加えた後に撲殺し、死体遺棄するという事件が起きました。
カップルの親が警察関係者とかで事件の隠蔽工作に加担したり、加害者が自らの罪を軽くしようと李さんを侮辱する発言をして中国人の怒りを買い抗議が行われるなど、2016年の印象的な事件の一つでした。
事件概要
2016-11-28 03:17:24 【ベルリンAFP=時事】
ドイツ東部デッサウの裁判所で25日、中国河南省出身の女性留学生(25)に性的暴行を加えた上、殺害した罪で起訴されたいずれも21歳のドイツ人男女2人の初公判が行われた。 建築を学んでいた女性は残忍な方法で殺害されており、ドイツと中国の両国で怒りが広がっている。
2016年5月11日、ドイツ・デッサウで建築学を学ぶ25歳の中国人女子留学生が、ジョギングに出かけた後行方不明となり、翌日警察に捜索願が提出された。
警察は数百人規模で人員を動員して捜索に当たる一方で、中国人留学生コミュニティではインターネットでメッセージをシェアしたりベルリンの中国大使館に助けを求めるなどした。
13日、事件から二日後に全裸の女性の遺体が藪の中から見つかった。遺体の損傷は激しく、凌辱と激しい顔や頭部、全身への殴打が加えられていた。
14日、警察は目撃情報の提供を呼びかけ、15日には最初の手がかりが現れて殺人事件としての捜査が開始された。16日、DNA鑑定により損傷した遺体が李のものであると確認された。
18日、600人の中国人留学生らがゼミナール広場に集まり、李さんの死を悼んだ。
19日、李以外のDNAが検出され、連邦犯罪データベースとの照合が行われたが該当データは見つからなかった。
5月23日、地元のカップル、セバスチャン・F(20歳)と婚約者のゼニア・I(20歳)が出頭した。
ゼバスチャンはデッサウ警察署長であり国立警察の上級職員のまま息子だった。
二人は李さんの遺体に残されたDNAは自分達のものだと主張し、李さんとの性行為は彼らのアパートで合意に基づいたものであると主張し、殺害については否定した。
警察は目撃情報の矛盾やDNA鑑定情報を更に集め、二人に殺人罪についての逮捕状を発行した。
さらに被告の母Ramona Sと彼女のJörg S (両者とも警察官)が殺人の証拠隠ぺい工作、とりわアパートを21に空にするのを手伝った容疑で逮捕された。
死人に口無しと言わんばかりに、この李さんに陵辱を加え残忍な方法で殺し、ご遺体に損傷を与え、尊厳も何も無い状態で遺棄したこのバカ共は誰に入れ知恵されたのかなんと「李さんと3Pするためにアパートに呼び込んだ」とかフザケた供述をしていたが、目撃情報や証言とは矛盾するもので、李さんのご両親と中国人留学生全体を激怒させた。
私感
李さんが本当に不憫でならない。
ドイツで多くの中国人留学生にあったが、ほとんどは真面目で優しくていい子だ。
李さんも生前の写真をみるに、きっとそんな子だったのだろう。
真面目そうで、「どこにでもいる東アジア人の女の子」といった感じ。
尊厳もなにもない、残忍な殺し方をしたこのドイツ人カップル、この愚かな若者をかばった大人達。
若くて、未来のあった若者が異国の地で無残に殺されたことはとても悲しい。
ちゃんと中国人コミュニティが怒ったし声を上げたから、犯人逮捕に繋がったのではという気がする。そうでなければ隠蔽されていたと考えるのは勘繰り過ぎだろうか?
犯人ほどでは無くても、「アジア人は小さく非力で平たい顔した人もどきだから何をしてもかまわない」と考えている、または何も考えずに漠然とそういう感情を持っているコーカソイドに分類される人達、白人は一定数確実に存在する、受けた教育の程度や経済状況、国、関係なく。
ドイツ人も決して例外ではない。
日本国内のネット界隈を見ると、「ドイツを見習え論」が左派を中心にそれはもう大合唱である。なんなら在日ドイツ人が、ドイツでの差別を無視して日本を差別・後進国呼ばわりして「ドイツを見習え」と言うのだから失笑ものだ。
ここ数年のドイツを見ていると、本当に色んなことが変化しているように感じる。
まさに、激動。
治安ももっと良かったと思うのだが。
日本からもフランスで筑波大学の明朗快活そうな日本人女子留学生が行方不明になったまま、捜査が打ち切られました。
自分の身は自分で守ることと、時には毅然と主張するのは大事だと思いました。