りんごの匍匐前進

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2019年センター試験 国語 古文は玉水物語でネット民は大歓喜!古典教育不要論やLGBT教育への国文学界からの答え?

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2019年1月19日センター試験国語の第三問の古文は美しい姫に一目惚れした狐が女に化けて姫に仕える話の「玉水物語」から出題されました。

 

玉水物語の出題にネット民大歓喜→世界のトレンド入り

 

けものフレンズのような擬人化、美少女同士という百合要素に加え、男でなく女に化けたという性別超え。

 

ネット民は大歓喜の祭り状態です。

 

 

Twitterでは「玉水物語」が世界のトレンド入りしていました。Twitter民、喜びすぎ(笑)。

 

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原典の「玉水物語」は「御伽草子」から

 

玉水物語は御伽草子に収録されています。

 

『御伽草子』(おとぎぞうし)は、鎌倉時代末から江戸時代にかけて成立した、それまでにない新規な主題を取り上げた短編の絵入り物語、およびそれらの形式。

御伽草子 - Wikipedia 

 

玉水物語は室町時代物語大成にも収録されているので、成立はそれ以前だと思います。

室町時代物語大成 - Wikipedia

 

 

わかりやすいあらすじを美しい挿絵付きで日本語と英語で京都大学のサイトで読むことができます。さすが古都の大学!

 

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https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00013653/explanation/otogi_01

rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp

切ないのに美しいお話です。

 

歌舞伎でも義経千本桜など、キツネが出てくる話は本当に泣かせてくれます。゚(゚´Д`゚)゚。

  

古典教育不要論やLGBTや多様性教育への国文学界隈からの答え?

 

玉水物語はれっきとした古典ながら、LGBTのうちLと(か)Tの要素があります。 

 

 

欧米でつい最近まで行われていた根強いLGBT差別の歴史への反省が込められた洋物レインボー、カタカナLGBT教育を、何らそれらの歴史を共有しない日本が無理に輸入するよりも、とりかえばや物語などの古典を題材に自然な形で性別や性愛の多様性やそれらに対する寛容さと歴史を学ぶというのも大アリだと思いました。
 

 

そしてネット民のアニメ化や漫画化を 望む声の多さやお祭り騒ぎを見るに、純粋に作品として楽しんでいる人の多いこと、多いこと。

 

最近は古文、漢文、三角関数は不要論が一部の人の間では声高に叫ばれています*1

 

このご時世*2で、平成最後のセンター試験というこのタイミングで玉水物語をセンター試験に出題した日本の国文学界隈には拍手👏&脱帽です。

 

古文の新たな可能性を示せたのではないでしょうか。

 

おまけ😽キツネが出てくる話

 

チロヌップのキツネ

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チロヌップのキツネ家族と戦中の漁師のお話です。

 

白黒の中にある赤い色彩が涙涙。

 

1972年に児童文学者に高橋宏幸によって発表されました。

 

ゴンぎつね

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「ゴン、お前だったのか! いつも栗をくれたのは。」

 

1932年発表の新美南吉による児童文学作品。

 

猫組長(nekokumicho)氏によるカルロス・ゴーン氏の特別背任・金商法解説 - Togetter

 

義経千本桜

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歌舞伎の演目と思いきや、もとは人形浄瑠璃が原作の作品だそうです。

 

私は同じ演目を尾上菊五郎と市川海老蔵で二度を見ました。

 

菊五郎のおっつぁんの演じる狐は涙涙、でした。

 

海老蔵も悪くは無いし、キツネになって提を抱く表情は顔立ちの美しさもあって綺麗だったがやはり菊五郎にはまだ及ばない。

 

名作中の名作なので、歌舞伎や浄瑠璃を見たことがない人も是非NHKなんかで放送してたらご覧ください。もしくは歌舞伎座や演舞場へ。

 

手袋を買いに

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こちらも新美南吉さんの作品です。

 

新美南吉 手袋を買いに(青空文庫)

  

すっぱいぶどう(イソップ童話)

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ヨーロッパでもキツネは可愛い扱いだし人気者だと思うのですが、すっぱいぶどうのキツネは日本っぽいキツネへの愛情はありませんね。尤も、紀元前後からラテン語や古代ギリシャ語での訳文が存在するたいそう古いお話のようですが。

 

きつね美女とぶこつ猟師

最近ですと「きつね美女とぶこつ漁師」という漫画も日本のみならず中国語圏でプチヒットしました。

 

無骨な猟師に美女が一方的に惚れ込むという、フェミニストがぶち切れそうな内容も狐さんということにしておくとオールオッケー!

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狐さん可愛いもんね。

 

日本人は確かにキツネ好きなのかもしれません。稲荷神社には狐さんがいますし。