りんごの匍匐前進

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【電子時代のパートナー】二千円札の良さを20ユーロ紙幣の便利さで語りたい

 

本州ではなかなか見かけないけれど、沖縄県には普通に使われている二千円札

 

二千円札はこんなに便利で素敵!ということを、20ユーロ紙幣が大活躍のドイツからPRしてみたいと思います。

 

 

二千円札への不名誉な言説

 

本州にいると二千円札は滅多に触る機会がありませんね。

 

昭和生まれなら辛うじて数回触ったことがある程度で、平成生まれともなるとその存在すら知らず、「今も使えるんですか?」とかまるで板垣退助聖徳太子のお札の扱いだそうです。

 

「身近ではない」だけならまだしも、二千円札発行は失敗政策かのような言説が森喜朗元総理の関係するオリンピック関連のゴダゴダと関連してまことしやかに言われ始めています。

 

しかし、確かに二千円札が発行されたのは平成12年、2000年の森内閣の時ですが、発案は小渕恵三元総理大臣のことです。

 

そして電子決済やキャッシュレス化が進む現代において、二千円札は一万円札に取って代わる新しい主流通貨になると予想されるので、決して「失策」などではなくむしろ次世代を見越した(見越していたかは知りませんが)先見の明のある良策だったと言えるでしょう。

 

ドイツのユーロ通貨やATM事情

 

現在ヨーロッパで利用されているお金は、硬貨が¢1(セント≒1円)、¢2、¢5、¢10、¢20、¢50、€1(ユーロ、1ユーロ=100セント)、€2の8種類で、紙幣は€5、€10、€20、€50、€100、€200、€500の七種類です。

 

そのうち200ユーロと500ユーロ札といった高額紙幣は偽札予防で個人店を中心に断られることもあるので実質あまり流通しておらず、実際によく使われるのは€5、€10、€20、€50紙幣です。

 

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https://en.wikipedia.org/wiki/Euro_banknotes より。お札は金額が大きくなるほど紙幣面積も大きくなります。5ユーロ紙幣は小さめです。コインと違い、紙幣はユーロ圏共通で、描かれている建物は全て架空のものだそう。なんじゃそりゃ。

 

日本のATMはお札の数が最小になるように自動で計算されて出てきますが(例:三万円を下ろすと一万円札が三枚で、五千円札が六枚ではない)、ドイツのATMでは€5、€10、€20、€50がごちゃ混ぜで出てきます。

 

または、ドイツのATMで出金する時には€5、€10、€20、€50の枚数の組みあわせを五通りくらい提案された中から一つ選ぶこともできます。

 

紙幣の中では20ユーロ紙幣が一番便利でなので、私はいつも20ユーロ紙幣が多い組み合わせを選択します。

 

二千円札≒20ユーロ紙幣はとっても便利!

 

なぜ20ユーロ紙幣を多く持つかといえば、財布に入れて持ち歩くのに大きすぎず、現金でちょっとしたものを買う時にもお店側にも嫌がられず、スリに財布がすられたとしても痛ましくない金額だからです。

 

ヨーロッパでは観光地や都会を中心にスリが多く、すられこそしなくてもお金をせびってくる物乞いやホームレス、ヒップホップ系の格好をした若者がいたりするので、日常的に大きな金額の現金を持ち歩くことはありません。

 

また、ケバブやアイスクリーム、その他ファストフードや個人店やファストファッション店での3~20ユーロの「ちょっとした予定していない出費」の支払いに20ユーロ紙幣はもたつかずぴったりです。

 

何よりも高額な紙幣は店員さんが怪訝な顔をして偽札チェックペン(本物のお札には色が付かないが偽札には色が付く特殊なペン)で検査をして一瞬不穏な空気が流れます。

 

大きな金額の買い物はECと呼ばれる電子マネーで銀行口座から即時引き落としで購入するのが一般的です。

 

少額のちょっとした買い物や一回限りのお店は現金で、それ以外は電子決済、という感じ。

 

旅行にも日常生活にも、20ユーロ紙幣が便利過ぎるので20ユーロ紙幣の無い暮らしが考えられないくらい便利です!

 

二千円札=次世代の主役紙幣

 

日本はヨーロッパに比べて治安がよく、スリや偽札への警戒心が弱いため高額紙幣を平気で普段から持ち歩く人が多いですよね。

 

一方で、国際化もあいまって電子決済の流れは今後日本でも拡大していくでしょう。

 

しかし、日本には地震や台風、大雨といったインフラを直撃する自然災害があるので電気の要らない現金は今後も一定数は残っていくに違いありません。

 

そこで、日本はまずはドイツのように「少額の現金支払い」と「高額の電子決済」形式に移行していくと予想します。

 

そんな時に、二千円札は上記のドイツの20ユーロ紙幣のように使い勝手が抜群です。

 

外国人への「おもてなし」

外国人観光客が増えている今だからこそ、中額紙幣である便利な二千円札は見直されるべきでは無いでしょうか。

 

ヨーロッパはもちろん、アメリカや諸外国では中額紙幣は一般的かつ最も普及している紙幣なので、外国の日本円両替所では二千円札をもらえる確率が高く、中額紙幣が無い不便な思いをする人も多いと思います。

 

何よりも二千円札のデザインはとっても素敵なので是非手に取って眺めてもらいたいです。

 

 デザインが素敵過ぎる二千円札

 

先日沖縄県で休暇を過ごしましたが、沖縄県では二千円札は普通に流通していました!

 

どれくらい「普通」かといいますと、ローソンで現金を下ろすと二千円札が出てきて、自販機でも二千円札が使えて、その辺の個人店で食事をして支払いをすると二千円札でお釣りが来るくらいに普通です。

 

それもそのはず、二千円札には沖縄県民の誇りの真っ赤なお城、世界遺産首里城守礼門が描かれているのです。

 

f:id:oishiiringo:20180809021311j:plain二千円紙幣 - Wikipedia から

 

二千円札を普段から使う沖縄県民が急に可愛い人達に思えました。

 

そして裏面は世界文学に日本が誇る古典の傑作・紫式部源氏物語絵巻の「鈴虫の巻」。

 

そして光源氏というスーパーイケメンと冷泉帝が描かれています。

 

紙幣の中の女性は樋口一葉だけと一般に思われていますが、「男女平等参加ほにゃらら」で選ばれたのでは無く、正真正銘、自らの作品と才能で後世に名を残した紫式部も描かれているのです。

 

f:id:oishiiringo:20180809021747j:plain二千円紙幣 - Wikipedia から

 

千円札、五千円札、一万円札のデザインももちろん素敵ですし、異論はありませんが、二千円札を手にしてみると、日本という国の歴史や文化の奥深さをしみじみと感じます。

 

他の紙幣と比べて、ピンク、桃色とは言いませんが、若干赤みがかっている色合いも素敵ポイントの一つです。

 

まとめ

 

日本は治安がいいから今は中額紙幣は大して流通していなくても、電子決済化が進むと一万円札に取って代わる次世代の主流紙幣になることは間違いないでしょう。

 

表の首里城守礼門、裏面の紫式部源氏物語のデザインもとっても素敵なので、みなさんも是非、沖縄県に遊びに行って(または銀行窓口で)二千円札をゲットして本州にも流通させましょう!

 

 銀行または外貨両替、外国で手に入るそうです。